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アルペンスキーティーチングプロのレッスンレポート

オンラインレッスン

基本姿勢の理屈

皆さん今晩は。6月12日、第2回目のオンラインレッスン開始です。
レッスンテーマは「基本姿勢の理屈」です。このテーマは6月19日第3回目の予定でしたが変更しました。

最初のコンテンツは次の通り。最初のコンテンツだけ無料で教えます。

今回、予定していたのは「エッジング運動の概念」でしたが、このテーマだけ個別にレッスンしても、難解になってしまいます。そして、理解しにくいレッスンとなってしまいます。
この、テーマは今日のレッスンから、織り交ぜていきますので、よろしくお願いします。

それでは、第2回目のレッスン始めます。まずは理屈から。

 私は「基本姿勢」を大切してレッスンしています。そして、平地や斜面に立っている姿勢(立ち姿)を見ただけで、そのスキーヤーの技量(技術レベル)を判断できます。(何十年もスキー教師していると、滑りを見なくても、立ち姿を見れば、そのスキーヤーの技量が分かるようになります。)

姿勢(しせい)とは、重力に対して、バランスを取っている時の体の姿のことです。
また、姿勢は立位、座位、臥位などの静的姿勢やスポーツなどによる動的姿勢もあります。

アルペンスキー基本姿勢の練習に入る前に自分の立位姿勢を写真を参考にして確認してください。
立位姿勢が良好でないスキーヤー、まずは立位姿勢から矯正してください。スポーツ運動の基です。
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特に立位姿勢で大切なことは重心と支持基底面の位置関係です。
地球上の全てのものは重力の影響を受けています。そして、重さのあるものは必ず重心(重さの中心点)があり、そこから地球の中心に向かってまっすぐに引いた直線を重心線、物体を支えている面を支持基底面といいます。
重心線と支持基底面の中心が合っていれば、その物体は安定し、ずれていれば倒れやすくなります。
スキーに限らず全てのスポーツのモーション失敗の原因はここにあります。

皆さんは自分の重心を感じることができますか。そして、支持基底面の中心、真上に位置させることができますか。
立位姿勢での身体重心は、およそ、第三腰椎の数センチ前方(正中面内)に位置しています。成人男性の場合は足底から身長に約56%、成人女性の場合約55%の位置にあります。
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子供が小学生の頃、運動会が楽しみでした。運動会で速く走る子供の運動フォームは似ています。そして、立ち姿が共通して綺麗です。
プロゴルフの試合をテレビ観戦するのが好きです。そこで何を観察するか。立ち姿と歩き方です。トッププロの歩き方は綺麗&もベーシック。
サッカーを観戦しても、立ち姿と歩いている選手を観察します。
100mで日本記録を更新したサニーブラウン選手は走り方より、立ち姿が気になります。
相撲の綺麗な四肢踏みを見るといつも思います。「このお相撲さん、スキーやっても上手くなる!」
皆さんは綺麗でカッコ良い、四肢踏みできますか。
少しオーバーな極論を述べます。
スキーが上手くなりたかったら、姿勢を直しなさい。次にベーシックなウォーキングできるようにしなさい。できれば、綺麗でカッコ良い、四肢踏み練習しなさい。

様々なスポーツを観戦するとき、そのスポーツのトッププレイヤーのスタイルではなくテクニックに注目するのです。そして、一番注意して観察するのはモーションを起こす直前の姿勢です。
全てのスポーツ運動の基は良好な姿勢です。

オンラインレッスン受講の皆さん、自分の姿勢、まずは点検&矯正してください。
そして、オンラインレッスンで始めるアルペンスキーエッジング・モーションのトレーニングと併用して、正しくウォーキングすることを常に心掛けてください。

姿勢が悪いスキーヤーは練習しても伸びしろが小さい。肝に銘じる事!

もう一度、しつこく言います。普段の日常生活でも重心を感じてください。そして、意識してください。
何を意識するか。これです。
重心線が支持基底面の中心に垂直になっているか!

アルペンスキーの場合、身体重心ははヘソ位置の身体中心辺りにあると考えてください。
そして、滑走中は感じた重心を常に一定に位置保つようにする(重心線と支持基底面の中心が合っている)ことが大切です。
エッジング・モーションで動かすのは重心ではなくスキー三関節(足関節・膝関節・股関節)です。

「切り換えで重心を落とす」というエッジング・モーションは間違いです。重心を動かしては駄目。但し、重心は移動します。
自転車に乗ることを想い出してください。サドルの位置はいつも同じですが、サドルは移動していきます。車も同じです。
何のことか理解できなくても心配しないでください。オンラインレッスンではこの辺りのターンの概念も説明しながら進めていきます。

それでは、今日のレッスンの本題に入ります。

これから先は有料です。

ただ(無料)ではでは教えません。皆さんは美味しいもの食べにいくときを考えて下さい。
美味しい食事、ただ(無料)で食べることできますか。

ただ(無料)ほど怪しいくていい加減なものはありません。気を付けましょう。又、金、払ってもだまされることもあります。SAJ公認スキー教師のレッスンも信じなないほうが良いでしょう。
何故ならば、日本のアルペンスキーは文化ではないからです。

練習は名人を作り出す。そして、夢を叶える。シーハイル!山藤

●蛇足 オンラインレッスン、Aプランは随時申込可能です。
食べず嫌いを直しましょう。あなたのターンテクニックは健康的になります。そして、健康診断も気にならないようになります。滑ることが楽しくなります。

テクニックとスタイルの違い

皆さん今晩は。お元気ですか。今日からオンラインレッスン開始です。
早朝から専用ブログで5コンテンツアップしました。

主なコンテンツは次の通りです。
●世界標準のエッジング・モーションとは
●テクニックとスタイルについて

次回のテーマは
●ターンの概念・ターンの原動力

2回目まではスキーの理屈がメインになります。理屈でスキーは上手くならないが、正しい理屈を理解していないと、大人のスキーヤーは練習しても上手くなりません。
たまには理屈も大切です。
3回目からエッジング・モーションの実技に入ります。

オンラインレッスンは有料です。レッスン料を頂きます。

Cプランは定員になりましたので締切ました。
Bプランは若干余裕あります。
Aプランは随時レッスン申込承ります。

スキー雑誌やネットでデモ等のスキー技術論が正しいか間違っているか一般スキーヤーが判断するのは無理だと思う。

2シーズン前に某スキー雑誌の編集者に次のようなことを言いました。
●おまえが編集したデモ等の技術記事をアルペン先進国に売り込んでみろ!誰も買わないぞ!
編集者、黙って下向いていました。(その編集者は私がスキー専門学校で専任講師をしていた時の生徒だったので、強い口調で絞めてしまいました。本当は本人の頭に思い切り拳骨入れたかった。)


本日のオンラインレッスン、一部抜粋です。

全てのスポーツの練習ではテクニック(技術)とスタイル(技能)を分けて考えることが大切です。

トップレーサーやナショナルデモの滑りにはテクニック(技術)とスタイル(技能)が共存します。
テクニックは全てのスキーヤーに共通した部分(基本)です。スタイルは個人の個性が強く表れます。又、用具の進化に合わせてスタイルも進化します。
但し、テクニック(技術)は進化しません。運動学の原則に基づいた基本技術は永遠です。ここを勘違いしないことが大切です。

普段の練習では目に付きやすいのはスタイルです。ついつい真似てしまいます。特に、日本の多くのスキーヤーはテクニックを無視してスタイルを真似る傾向が強い。又、スキー学校でもスタイルを物真似させるレッスンが主になっています。デモキャンプはこの典型的なパターンです。

一般スキーヤーにはテクニック(基本技術)は目に見えない事が多い。素人には無理です。

物真似は所詮、物真似、本物にはなれません。テレビ番組等で小さな子供が大人の歌手を上手に真似て歌っているのを見ると、悲しくなってきます。
又、ジュニア技術選の子供の滑りを見ても同じことがいえます。
のど自慢大会に出るために、唄を練習するのはOKですが、物真似のど自慢に出るために、スター歌手の物真似を練習するのは駄目!
テククラ合格目指して、種目の物真似練習しても駄目!練習するならスタイルではなくテクニックです。

次の動画をご覧ください。1960年代から2016年までのアルペンスキーワールドカップ・スラロームです。じっくり見てください。用具の進化に合わせてスタイル(特にに切り換えモーション)も進化していますが、舵取りでの外脚のエッジング・モーションはどの年代でも同じです。脚を捻りながら外方向に圧し出しています。エッジング・モーションの基本はこの辺りにあります。
皆さんはこの動画をご覧になって、テクニックとスタイルの見分けできますか。


練習は名人を作り出す。そして夢を叶える。シーハイル!山藤

●蛇足 今日は早朝4時から午後4時までキーボード叩きまくり。精神的に非常に疲れました。これから、浦和駅前へGO!女房と改札口で待ち合わせ、高級料理店ではなく、安そうな居酒屋で軽く一杯の予定。
娘のハルカも誘ったが無視されました。


2019 オンラインレッスン 3プランに変更

皆さん今晩は。昨日のblogで2019オンラインレッスン、概要を発表しました。
複数の生徒さんから次のような要望がありました。

●仕事が忙しいので毎週のレッスンは無理。
●スキー技術論だけレッスン受けたい。
●ジョイント・モーションの動画だけ見たい。
●SNS無理。メールしかできない。
●全日程レッスン受講できるか不安。

ご要望にお応えして3プランレッスンご用意しました。ご自分のスタイルに合わせてお選びください。
●Aプラン:スキー技術論・Q&A(質疑応答)1ヶ月¥5,000-(ジョイント・モーションのデモ動画閲覧できます)
●Bプラン:Aプラン+エッジング運動クリニック 1ヶ月¥8,000-
●Cプラン:Aプラン+Bプラン+ジョイント・モーショントレーニング 1ヶ月¥10,000-

*プランはいつでも変更できます。1ヶ月単位でのレッスンもOKです。ご家族、ご夫婦、兄弟での受講についてはレッスン料のディスカウント有り。(愛人&不倫関係の割引はございません、駄目です。)

昨日アップしたblogもレッスンプラン変更しました。もう一度、レッスン内容をご確認下さい。

ご不明な点はご遠慮なくお問い合わせください。ライフスタイルに合わせてレッスンをアレンジいたします。

お問合せ・お申込み
ungulation@icoud.com にて承ります。どうぞ奮ってご参加下さい。

練習は名人を作り出す。そして夢を叶える。シーハイル!山藤
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ブログご案内
このブログは指導歴40シーズン、アルペンスキーティーチングプロ、山藤和男のレッスンレポートです。 冬季は越後湯沢で基礎から応用(レーシング・新雪深雪・オフピステ・コブ等)まで、全てのシチュエーションで通用する世界標準の技術をレッスンしています。