皆さん今晩は。本日も真面目に生活しました。

終日、オンラインレッスンの準備。動画編集も何とかなりそうです。その理由は、専門家のNさんのお世話なっているからです。(正確にはボランティアで教えてもらっています)

動画サイトにNさんが編集してくれた私の動画をアップしました。暇なスキーヤーは見て下さい。

動画解説はこのような感じ入ります、参考にして下さい。(実際にはもっと詳細に解説入れます)

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オンラインスキークリニックでは生徒さんの基礎課程種目(プルークボーゲン・シュテムターン・基礎パラ)を動画解説する予定です。応用種目(コブ・不整地)の動画解説希望者はリクエストして下さい。

動画解説だけも承けたまわります。ご希望のスキーヤーはレッスン受講日の希望動画をご絡下さい。きっちりと動画解説します。レッスン料は未だ決めてません。お問合せ下さい。(お金持ちスキーヤーと貧乏スキーヤーでは別料金にするつもりです。冗談。動画解説レッスン料は明日、Nさんと相談して決めます。)

本題に入ります。

オンラインレッスンのチェック・評価項目は次の通りです。私はレッスンではこの各項目を考慮しながら生徒さんにアドバイスしています。

ターン運動の質評価(8項目)
❶全ての運動には構造があります。アルペンスキーの1ターンにも運動構造があります。局面構造に順次てターン運動しているか。
❷筋肉の収縮と弛緩、スムーズに行うと運動にはリズムが発生します。ターン運動にリズムがあるか。
❸運動伝導は様々な形態があります。アルペンスキーのエッジング運動の伝導順次は、足裏→足関節→膝関節→股関節→胴です。エッジング運動伝導順次性を守っているか。
❹巧みなエッジング運動は、その経過が流れるように行われる。アルペンスキーでは流動が円い曲線的な流れが良い。角が現れない方が良い。エッジング運動に流動があるか。
❺弾性とは外力によって変形した物体がその外力が除かれた時、もとの形に戻ろうとする性質。コブコース等では、たえず弾性的な脚の曲げとそれに直結した脚の伸ばしが必要です。エッジング運動に弾性があるか。
❻運動の先取りとは次に続く運動課題を解決するために予め準備をしたり、現在の動作を次の動作に同調させていくこと。運動先取りが劣るとスキー滑降では斜度や雪質が変化する場合、変化地点にきて対応しても間に合わず、運動に遅れが生じます。ターン運動に先取りがあるか。
❼運動が熟練して、目標に確実に達すること。スピード、孤の大小、雪質、斜度に合わせたエッジング運動できるようになります。エッジング運動に正確さがあるか。
❽運動が調和すると、エレガントで美しいターン運動が可能です。ターン運動が調和しているか。

基本姿勢・板の乗り方(8項目)
❶上下バランス。重心の位置が雪面に対して、高くもなく低くもなく、中間に位置しているか。
❷前後バランス。(スキーヤーを真横からチェック)重心が支持基底面センターに直角に落ちているか。
❸左右バランス。(スキーを真正面からチェック)板をフラットに踏んでいるか。
❹上体のバランス保持。下半身と連動した上体のバランス保持ができているか。
❺足関節。進展方向へ運動しているか。
❻膝関節。進展方向へ運動しているか。
❼股関節。前傾、後傾していないか、進展方向へ運動しているか。
❽肩甲帯・肘関節・手関節。スキー三関節に連動して運動しているか。

主要局面・エッジング運動(6項目)
❶加重。雪面からの反力(雪面抵抗)利用しているか。
❷角付け。足裏から運動を始めて、板のサイドカーブも利用しているか。
❸回旋。加重点を支点として運動、板のトーションを利用しているか。
❹押出し。外方向に運動して板を撓まして板のフレックスを利用しているか。
❺重心の前後運動。支持基底面センターより前方向で重心が前後運動しているか。
❻斜面調整。軸線平行を保持しているか。

終末局面・仕上げ(3項目)
❶アルペン滑走姿勢。軸線平行のアルペン滑走姿勢ができているか。
❷前方への押出し。板の長軸方向への運動が継続しているか。
❸切り上げ。孤を切り上げてスピード調整しているか。

準備局面・切り換えから始動(4項目)
❶板の復元力を利用しているか。
❷切り換え運動の順次性を守っているか。
❸先行動作を正しく運動しているか。
❹足裏で雪面の接触感を感じているか。

ストックワーク(5項目)
❶グリップの握り方が正しいか。
❷バランス保持に使っているか。
❸ターンの回し始め(ブレーキ)の補助として突いているか。
❹支持基底面をより大きくするために突いているか。
❺ターン経過のスピードとリズムに合わせて、突く位置を変えているか。
*高速ではストックの使用がほとんど省略される。


各項目を全てクリアしているスキーヤーは今のところ地球上にはいません。ワールドカップのトップレーサーにも矯正すべき運動があります。そこを見極める事ができるかどうか。スキー教師(コーチ)の真価が問われます。

私は職業柄、生徒さんのターン運動を観察する時、欠点ばかり目につきます。
最近、良いところ伸ばして、悪いところは目をそむける指導が最新式の様な風聴があります。
間違いです。欠点を矯正しないと先へは進めません。欠点矯正しないで種目ばかり追いかけて練習してていると、良い運動(長所)も、いつのまにか消えてしまいます。気がつくと、整地された緩・中斜面をインチキカービングでしか滑れない超自己流の情けないスキーヤーになってしまいます。

レッスン中にSAJ準指導員&テクニカル保持者の生徒さんが次のように言った事があります。
「遠慮しないで欠点をズバリ指摘して下さい。」
私の返答。
「全部欠点、良い所無し。己を知れ!敵は我に有り!」

自分のターン運動を見直して下さい。滑らなくても(滑れなくても)スキルアップできます。どうぞ奮ってご参加下さい。

練習は名人を作り出す。そして夢を叶える。シーハイル!

●蛇足 毎日、人に会うのを避けて生活してます。女房と春花、長男夫婦と孫に濃厚接触したいが我慢&我慢。又、生徒さんと我を忘れてコブ斜面、無我夢中で滑りたい!(無我夢中で酒を呑むこと避けてます。今シーズンは二日酔い無し。)