皆さんコンニチハ!ungulationは一昨日、スノーヴァ新横浜でサマーシーズンinしました。平日で空いていました。私達の他にレッスンしているグループもいました。40分程、同じコースで滑りました。そのグループはスキー教師一人、生徒二人です。生徒の技術レベルはかなりハイレベル。(クラウン受検すれば全種目加点合格するレベルです。)
そのレッスンで生徒が滑ってくると先生は次のようにアドバイスしていました。
●「ターンでは運動するのでバランスは崩れることがあります。崩れたらリカバリーします。しかし、あたたの滑りはスタート時点でバランスが崩れてます。」

良いアドバイスですが、皆さんはこのアドバイスの意味理解できますか。スタート時点での板の乗り方(基本姿勢)の良し悪しをアドバイスしているのです。スキーの本質を突いた良いアドバイスです。
但し、良いのはこのアドバイスだけ、他は全然駄目。この先生はレッスン中、コース下で立ってアドバイスしているだけ、デモンストレーションしないのです。せっかく良いアドバイスしているのに残念。生徒は先生の模範の滑りを見る、そして、ビデオ等で自分の滑りを見る。そして比較する。次に自分の滑りを直す。その時に役にたつのがアドバイス。欠点指摘のアドバイスだけではスキー上手くなりません。
一番の問題は、アドバイスにフォローアドバイスがないことです。具体的にはバランス良いスタート姿勢とは何かのアドバイスがありません。
例えば「もっと良いポジションで滑ってください。」とアドバイスするスキー教師がいたとします。皆さんもこのようなアドバイスを聞いたことがあると思ます。このアドバイスでけで終わるスキー教師は馬鹿です。生徒は良いポジションが分からないのでカッコ良く滑れないのです。自分のポジションが悪いのは百も承知です。
雪上では説明ばかりしても駄目。端的に簡素にアドバイスするのです。そして、スキー教師自らがデモして滑らなけらば生徒は上手くなりません。言って聞かせやって見せるのです。
子供が自転車に乗れるように指導する時、皆さんは欠点ばかり指摘しますか。そして、自転車に乗る理論を説明しますか。

スキーを教える事(指導法)はとても難しい。良いスキー教師(指導者)になる条件は次の通りです。
●覚悟してスキー教師を志すこと。
●スキー教師のスタートは良い師匠に師事すること。
●技術レベルが様々な多くのスキーヤーを指導して経験から学習すること。
●常に指導法の質をアップさせて行く意欲。
私の経験から言わせてもらえば30シーズン程、真面目にスキー教師やらないと一流のスキー教師にはなれません。駄目だと思う。最終的には経験に勝るもの無しです。


スノーヴァ新横浜で40分程、そのレッスンを観察していましたが、スタート時でバランス良いアルペン滑走姿勢に生徒の滑りは進化しませんでした。練習成果NOのレッスンです。先生の指導方法が悪い。(この先生は風貌から察すると、おそらくナショナルデモです。この先生に言いたいことがあります。自分が上手く滑れることと、教える事は別。しっかりしなさい!)

ungulationnのレッスンを思い出してください。私はいつも「スタート時のポジション(姿勢)が上手く出来ていないと駄目だ!」とアドバイス(怒鳴って)しています。そして、私も必ず滑ります。デモストレーションしています。そして、ビデオも撮影してその場で見せます。

学習初期では特にスタート時のアルペン滑走姿勢をマスターすることが大切です。上級者になってもスタートの良し悪しでこれから始めるターンがき決まってしまいます。

スタートではこれから滑り出す斜度、雪質に合わせた姿勢をとってスタートするのです。滑り出すと基本姿勢もバランスを保つために変わっていきますが、スタート直後にバランスのとれた姿勢(ポジション)をとることで質の良いターンが始まります。

一般的には、斜滑降をアルペン滑走姿勢と呼んでいますが、スタート時でのアルペン滑走姿勢は次の四つです。
●直滑降
●プルーク
●斜滑降
●スケーティングステップ
中〜上級者は直滑降でスタートしますが斜度が急になってくると斜滑降でスタート。初級者は斜度によって滑り出しの角度は違いますが、プルークでスタートします。レーシングではスケーティングステップでスタートします。

ungulationの関節トレーニングのメインは関節を上手に使った(運動)、スタート時の滑走姿勢がメインです。

そろそろ本題に入ります。テーマは斜滑降。動画サイトもご覧ください

斜滑降を練習するポイントは次の通りです。
軸線平行の姿勢。
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雪面に近い関節から運動された角付け運動。
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内脚に対しても正しいポジション。(キックターンが出来ないスキーヤー必修です。)
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次からは模範写真。
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ungulation生徒さん、レッスンでの斜滑降。3名共に味が濃すぎる斜滑降です。昔テレビでコマーシャルしていた上手いウィスキーのように滑つてください。「何も足さない、何も引かない。」 味が濃すぎる原因は雪面を圧す力が基底面に対して直角ではないのです。ちょとした事ですが、この辺りが難しい。基本ポジションが大切です。サマーシーズン中に直してください。
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斜滑降の基本姿勢をマスターするには、階段登行が最も有効です。学習初期からリフトに乗って、登ることをせずに、楽して滑っているスキーヤーは必ず、大きな壁にぶち当たります。そして、この大きな壁を乗り越えることをほとんど出来ません。スキー経験は沢山あるが、キックターンやスケーティングステップが満足に出来ないスキーヤーの事です。そして、このようなスキーヤーは実は直滑降やプルーク、斜滑降も正しく出来ていないのです。
インチキ臭いカービングターン練習しないでください。どんな斜面でも通用するキックターン練習ししてください。その方が結果的にはカッコ良く滑れるようになります。皆さんの肝に銘じてください。
一昨日アップしたレッスンレポートのブログもご覧ください。

練習は名人を作り出す。そして夢を叶える。シーハイル!山藤

●蛇足 皆さんはニューモデルのスキー用具購入しましたか。これから購入と考えているスキーヤーは展示会やショップのプロスタッフと呼ばれている方々に次のように質問してください。
「私は、カービングターンではなく、アイスバーンの急斜面でキックターンが上手くできるブーツと板を捜しています。教えて下さい。」
返答が楽しみです。
私がプロスタッフなら次のようにアドバイスします。
「お客さん、馬鹿じゃないの!カービングターンもキックターンも運動要素は同じ!毎年、性能が進化する用具はスキーヤーの技術の補助にはなるが、道具に頼ったら駄目。顔洗って出直してこい!」

テククラ受検者にはマニアック(用具オタク)なスキーヤーが多い。大回り&小回り用の2台の板を持参しますが、検定種目にキックターンが加わったら・・・・?キックターン用の板を持参するのだろうか。そして、日本のスキーメーカーは、板やブーツ、ウェアを開発販売するのだろうか。チューンナップ専門店やサービスマンはキックターン用にチューニングするのだろうか。ワックスメーカーはキックターン用ワックスを開発するのだろうか。ナショナルデモは本気でキックターン教えるのだろうか?
将来、SAJ基礎スキーヤーは検定種目用の板を個別に持参するでしょう。ゴルフクラブのようです。新しいスキー関係の職業も誕生します。それは、スキーゲレンデ・キャディです。
私は、全日本スキーキャディ連盟を立ち上げるかどうか迷っています。ニュービジネスです。