皆さんコンニチハ!フットボール日本代表1勝1分け2敗。この結果には様々な評価。私のようなフットボール素人が結果について意見を述べるのは差し控えます。
但し、アルペンスキーは違います。スキーについては正々堂々、自信を持って自分の考えや意見を述べることできます。

本題に入ります。
皆さんはレッスン中に制動プルークとか滑るプルークという練習したことありますか?又、二つのプルークがあることは聞いた事ありますか。
制動プルークと滑るプルークの違い知ってますか。又、自分がどのプルークを基として滑っているか分かっていますか。SAJの多くのスキーヤーは制動プルークから発展したパラレルターンで滑っています。間違いです。

滑るプルークとは次のプルークのことです。(新オーストリースキー教程より抜粋)言語だけでは理解しにくいので動画もご覧ください

●固い雪の上では楽にスキーを開いてプルーク形にすることができる。しかし、その代わりエッジの立て方を強めなければならない。さもないと体重におされてプルークの開きが大きくなりすぎるからである。雪が外側から圧し、そして脚が内側から外側へスキーを圧し、この二つがつり合っているとき、{滑るプルーク}で滑ることができる。ブレーキ作用と加速作用が平衡を保っているのである

上記の文章の最初の赤マーキングした箇所が角付け運動です。そして、この角付け運動は雪面に近い関節から運動するのが正解です。
又、次のマーキング箇所、平衡を保つバランスを「内力と外力との動的バランス」と言います。
アルペンスキーのバランスは次のように分けて考えます。
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左右バランス
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ターン中のバランスは一つ一つが独立しているのではありません。五つのバランスが協調しています。
スキー教師やコーチが常に注意して指導するのは前後バランスです。そして次が上下&左右バランスです。練習では直滑降で前後バランスを、次に直滑降からプルークで全てのバランスをトレーニングできます。
ひとつの方向から生じる乱れは他の方向へのバランスにも影響を与えます。まずは、前後バランスからです。前後バランスは不整地を直滑降することで能力アップします。(練習する不整地の斜度が急すぎる場合は斜滑降で練習します。)
イメージは次の写真。
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関節トレーニングに入ります。動画も合わせて見てください。
近年のブーツはサイドも固いので角付けが簡単にできますが、足関節を返して角付けすることが大切です。多くのスキーヤーは右足関節(ブーツを履いていない方)の状態で板に乗っています。
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この写真も駄目、上の写真と同じです。足関節の運動で角付けしていません。
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これが正解。スキー三関節が運動してます。エッジング運動の基です。一番のポイントは足関節の背屈、外反(返す)です。
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エッジング運動ではスキー三関節がほとんど同時に運動を始めますが、運動には順序があります。雪面に近い箇所から始まります。足裏⇒足関節⇒膝関節⇒股関節です。
写真では分かりにくいので動画サイトもご覧ください

学習初期に滑るプルークを本能で覚えると上手くなります。そして、プルークボーゲンを荷重移動から、徐々にスピードアップして加重移動(圧力移動)のエッジング運動へと進化させていくとカッコ良くどこでも滑れるターンが出来るようになります。(この辺りは次回の関トレでやります)

手前味噌にはなりますが、次からは娘のハルカの滑りを観察してください。特に外足です。基本姿勢を正しく教え、滑るプルークから荷重移動、そして加重移動へのターンへと進んで行きます。どのターンでも舵取り後半、腰が落ちません。逆にスピードがアップしてくると脚は伸展方向へ運動するので腰のポジションは中間ポジションよりやや高くなります。

まずは、滑るプルーク(幼稚園の頃)。滑るプルークを教える時は必ず、整地された緩斜面です。そしてプルークボーゲンで滑れるようになっても緩斜面を滑らせます。中急斜面は絶対駄目。中急斜面を学習初期に滑らせると、制動プルークになってしまいます。子供が急斜面等を滑れると、指導者や親は喜びますが、これが間違いの始まりです。滑るプルークを本能に記憶させるまで我慢です。
そして、アドバイスいつも同じです。「カッコ良く誰よりも速く滑れ!」
学習初期に中急斜面を滑らせるのであれば、新雪滑走です。逆を言えば、学習初期に新雪滑走できるようにしなければなりません。(プルークボーゲンでも新雪は滑れます。)
私の経験では、雪無し県の子供が5歳頃、0からスタートして一人前のスキーヤーになるには年間滑走日数を30日程で計算すると10〜12シーズン程かかります。滑走時間に換算すると1500時間から2000時間です。雪国の子供の方が年間滑走時間が多いので、その分、上達が速くなります。
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小学1年生。
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小学4年生。
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小学5年生。
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中学2年生。
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高校1年生。
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高校1年生。ポール練習合間の新雪滑走。GS用の板で滑っています。
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トップスキーヤーの滑りも観察してください。ターンマキシマムで腰のポジションは高い。モーグル滑り(深く彫れたコブコース)を観察すると良くわかります。腰が高い箇所は2カット&4から5カットです。内力と外力との動的バランスのつり合いがとれた滑りです。
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次はワールドカップ。
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最後は私。
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多くのスキーヤーは舵取り後半で腰を落としています。又、そのようにレッスンを受けています。間違いです。(特にSAJ公認スキー学校とデモキャンプでのロングターンはほとんど間違いです。)
もう一度言います。ターン後半に脚を曲げて腰を落とすようなターンは間違いです。技術選等の整地コースだけではターンすることができますが、それ以外のシチュエーションでは通用しません。

次はUNGULATIONジュニアの三刀流Rちゃん。雪面に近い関節から運動できるようになってきました。その結果、腰が落ちなくなりました。(今シーズンは全中予選通過するでしょう。楽しみです。)
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次はO家を代表してキヨ。腰のポジションがgoodです。本能で滑るプルークをマスター出来ました。「考えるな感じるんだ」が上手く出来た良い例です。この辺りを間違って教えると、伸びしろ無しのスキーヤーになってしまいます。(目標はスキークロスでオリンピック優勝。夢は大きく、頑張れ!)
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ゲレンデを観察していると、まだ、若いのに、いつも腰落ちでお年寄りが杖をたよりに歩いているような「ノソ〜〜トしたターン」を見かけます?
このようなスキーヤーはストックの代わりに歩行用の杖にリングをつけて両手に持って滑りましょう。ダブルストックではなくダブル杖です。その方が似合ってます。できればスキーウェアの上にちゃんちゃんこ羽織ってください。カラーは当然、レッドです。おそらく来シーズン以降に日本のスキーメーカーからSAJ公式グッズとして販売されます。もちろん、デザインには日の丸がアレンジされます。注意書きには介護保険適用外と記されます。

練習は名人を作り出す。そして夢を叶える。シーハイル!山藤

●蛇足 皆さんはレッスンで、一番大切な事は何か分かりますか。それは、スキー教師のデモンストレーションです。レッスンでは一本事に練習テーマを分かりやすく滑って見せるのです。説明は簡素にヒントを与えるだけで充分です。
デモンストレーションとはスキー教師がレッスンで一本事に練習テーマを分かりやすく滑って見せる滑りのことです。
又、トレーンも大事です。学習初期から中期にかけてはトレーンに勝る指導法はありません。
皆さんはデモンストレーションやトレーンが少ないデモキャンプに入っていませんか?