皆さんおはようございます。今夜はフットボール日本代表、第2戦。この試合で勝たないと・・・・。相手も必死でくるはず。真剣勝負。頑張れ日本!

本題に入る前に皆さんにお願いしたいことがあります。エッジング運動を分析したり、これから練習する関節運動を難しく考え過ぎないでください。例えば、エッジング運動に脚の曲げ伸ばしは何故必要なのか?。後傾姿勢は何故いけないのか?。まだまだ疑問に感じて考え込んでしますスキーヤーが沢山いると思います。
スポーツは理論等を参考に考えても永遠に正解にはたどりつきません。机上の空論になるだけです。
化学では実験しないと正解や発見がないのと同じように、スキーは様々な斜面を滑ることでエッジング運動を理解していきます。(綺麗に圧雪された緩斜面で滑っていても正しいエッジング運動を覚えたり理解することはできません。)
上手に滑れない多くスキーヤーは頭では理解しているが身体が動かないと言い訳します。この言い訳は間違いです。頭で理解しているつもりだけで実際には理解していないのです。全てのスポーツはその運動を正しく出来ることによって、正しく理解できるのです。出来て始めて理解できるのです。

スポーツ練習のキーワードは格闘家のブルースリーが映画、燃えよドラゴンで弟子に向かっていった言葉。「考えるな、感じるんだ!」思考ではなくフィーリングが大切です。

本題に入ります。テーマは脚の曲げ伸ばし運動。前回までは正しい基本姿勢についてのレクチャーがメインでしたが、今回から関節運動の練習に入ります。

脚の曲げ伸ばしとは、スキー三関節(足関節・膝関節・股関節)の屈曲、伸展を指します。
脚の曲げ伸ばしの基となるのは、中間ポジション(基本姿勢)です。動画もご覧ください

直滑降の基本姿勢。この写真のイメージが大切。
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室内でのリハーサル。
中間姿勢。
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前傾過度。
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後傾。
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骨盤の後傾。
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骨盤の前傾過度。
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足首を曲げた前傾角度と骨盤の前傾角度は同じ角度が理想。
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腹折れ。
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上体が立ち過ぎ。
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左右のバランス。
模範。
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室内でのリハーサル。
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スタンスは腰幅。広いのは×。
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ブーツのカント調整を脚で行うのが正解。次の写真は×。
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室内での関節トレーニングは動画サイトもご覧ください

ベーシック脚の曲げ伸ばし運動が室内でも正しくできるようになると応用斜面でも上手に滑れるようになります。
最初は私です。中斜面、規制して作ったラインコブ。スラームのオープンゲートとほぼ同じです。切り換えで、圧を吸収するためにベンディングで切り換えています。(脚が曲げれれています。)
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次は生徒さん。緩斜面ですが深く彫れて振り幅が少ないラインコブをハイスピードで滑っています。舵取り圧が強くなるので、ベンティングで圧を吸収して切り換えます。この時大切なことは、考えないないで本能で運動することです。そして、自らが脚を曲げて腰を落としては圧を吸収するのではなく、脚は圧によって押し上げられるのです。曲げられるのです。
皆さん、運動要領は正解です。そして、上手ですが足関節の屈曲にもう一工夫です。基本姿勢からやり直すと良いと思います。すると、エッジング運動が洗練されます。そして、今よりもっとカッコ良い滑りになります。
インテリ。
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イエローブルー。
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横浜夫。
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スーパーOL。
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スーパー公務員。
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いつも頭で考えてばかりのスキーヤーを上の写真のようなコースを滑らせると・・・・。ほとんど無理、滑れません。プライズテスト合格していても駄目。準&指導員の先生方も?
多くの原因は板の乗り方(基本姿勢)とエッジング運動の概念が間違っているからです。

練習は名人を作り出す。そして夢を叶える。シーハイル!山藤

●蛇足 今日はこれから暇。実はやる事沢山あるのですが、身勝手に暇にしています。他者には厳しく、自分には甘い。この考え方で60年以上生きてきたので・・・・。直すのはもう無理。あきらめています。何事も今までのスタイルを変えることは大変難しいものです。
但しスキーは違います。特にシニアスキーの皆さん、もう年だからとスキー技術上達を諦めないでください。スキーは人生ではないのです。単なるスポーツです。自分の性格を変える必要は無いのです。基本姿勢を換えれば良いのです。基からやり直すと誰でもステップアップできます。但し、時間とマネーが必要なことをお忘れなく。