宮鍋


レッスン中に次のようなアドバイスをする事があります。
「顔面に荷重するな!荷重は脚(スキー板)!」

ゲレンデを観察すると緩・中斜面で低速から中速で滑っているにも拘らず顔面に荷重しているスキーヤーが(脚部より顔面に力が入っている)多い事に驚きます。
顔面荷重のタイプを分類すると
1.口を大きく開けて滑る(季節外れの鯉のぼり)
2.歯を食いしばって滑る(歯が黄色いと惨めです)
3.1と2の複合(珍しいタイプです・いずれは人間国宝に指定されるでしょう)
4.口が歪む(下唇が左に寄るタイプが多い)
5.目が大きくなる(死んでいないのに瞳孔が開く)
以上、5タイプに分かれます。他に症例をご存知の方はメールしてください。

上級スキーヤーの顔面荷重の原因はターンテクニックがスピード・雪質・ターン弧の大きさに合わない場合に多く見られます。
ターンの本質を理解できずにトップスキーヤーの上辺のテクニックを真似て滑ると、動的なバランスが取れないために余分なところに力が入ります。
ターンテクニックはスピードや雪質、ターン弧の大きさで決まる事を忘れないで下さい。

どのようなスポーツでも一流選手の競技中の表情(顔面)がリラックスしている事には驚きます。皆さん、今シーズンは滑走中の顔面に注意してください。

写真:以前は“口が歪んだ”Mさんですが緩・中斜面ではリラックスしてすべることができるようになりました。
本人は練習成果が表れてよい写真だと思っていますが、私(山藤)としては、夜の宴会での酒の肴がなくなったのでつまらない写真です。